接触性皮膚炎の天秤
[2016.11.07]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
「病気の天秤」の話の続きです。
「病気の天秤」は、全ての病気で使うことが出来るたとえです。
たとえば、何日か前にお話した「アイメイクによる湿疹」の話。
「アイメイク湿疹」の天秤の左の皿には、「アイメイク」という重いオモリが乗っています。
治療のために、右の皿に「ステロイド外用剤」を乗せます。
ステロイドの外用剤は非常に効果がある薬なので、天秤は一旦右に傾きを戻し、湿疹は良くなるかもしれません。
しかし、根本的な原因である「アイメイク」というオモリが左の皿に乗っている限り、右の皿の「ステロイド外用剤」というオモリを取り除いた瞬間に、また天秤は左に傾いてしまいます。つまり、ステロイド外用剤が止められなくなってしまうのです。
ステロイドを止めるためには、左の皿の「アイメイク」を取り除くことがどうしても必要なのです。
明日も続きます。